子供の自殺は昔からあったんですが、世評にはのぼらずにきました。もちろんご遺族の意向もありますしメディアがそこまで発達してなかったせいもあります。
進路指導をしていますと、「あんまり背伸びして、いい高校に入っても行き詰ってね~、
たいへんなことになったら~」なんて話が出ます。私も「そういうことは無い」とは断言できませんから「そうですね」とお返事します。私自身、小学校一杯までは、極めて虚弱で週末には必ず発熱するような子でした。学校に行くことが「こころのエネルギー」を強烈に消費させて、週末にはダウンするのです。私の当時は、「行きたくない」「行かなくていい」という発想自体がない時代ですから「行くのが当然・義務である」と捉えていました。だから無理しても「月曜日」には学校へ行くのです。行かないといけないのです。
まさに追い立てられて牧場に出される「羊」のような状態でした。そしてそんな中で「いじめて来るヤツ」がいるんです。恨みを言うわけではありませんがまったく「学校の先生は対応してくれません」でした。「冗談でやっているんです」の相手方の一言を信じたのか、はたまた面倒なのか、「そう、うまくやってよ」程度のもの。ますますひどくなるばかりです。とてもうちの両親には言えない、言えるような環境にはないことも分かっていました。
高校でも同じようなことがありましたが、この時が一番こたえました。・・・・・死んでしまおうか?思わないことはありません。ただ、死ぬのは「痛いから」いや!それが踏みとどまらせた(笑)のです。
最近では表ざたにはならないけれど「そういう事件」はママあります。原因は様々だと思いますが、いじめられて「いじめられた方」が命を絶つとか、勉強で落ちこぼれて死んじゃうとかする必要はないと思います。
環境を変えればよい・・・逃げたらいいのです。逃げるのは卑怯だ、男らしくない・・・そんなことはありません。
死を決意するほどならば、それなりの努力も対応もしたはず・・・・もうそれで十分です。サッサと逃げましょう。
引っ越すという方法もあれば、自分だけ「北海道」や「沖縄」に一か月観光に行くという方法もありますよ。
お金?しまってある所知ってるでしょう?それで「高飛び」しちゃいましょう。そうしたら「捜索願」が出て
捕まっちゃいますから。そしたら、「いじめ」も「勉強苦」もあからさまになって、解決に向かいますから。
死んだらいけません。死んだら終わりです。来世があるかもしれませんがそんな死に方で「いい来世」が来るとは思えませんよ。