あるお母様から言われた「言葉」を今も忘れることはできません。
「塾は勉強だけ教えて下さればいいんです」
本当にそうなのか?自分は余計なことばかりの時間を掛けているのか?間違っているのか?・・・・思い出すたび煩悶します。
私は、「教えること」は塾の仕事の半分ではないか?と考えています。
残りの半分は、コンサルティングやカウンセリング、コーチングではないかと思うのです。目標が明確ならざる生徒の成績は上がるんでしょうか?人間は「行き着く先」を知らないでただ馬車馬の如く走ることが可能なんでしょうか?嫌になりませんか?目的地は知っていても、たどるルートを知らないで無茶苦茶に歩いて、目的地にたどり着くという幸運はあるんでしょうか?たぶんないと思います。
先ほど「横文字」の小難しいことを言いました。なんとかイングです。これみんな「こころ」の問題ですよね。
私たちは、生徒とは「友達」には成りません。それでは「指導」ができません。保護者さまとも適当な距離を置かせていただきます。「つかず離れず」・・・暑苦しくもならず、冷たくもならない関係が一番賢明な状態のようです。
時に厳しく時に優しく・・・私たちは先の述べたことが「最先端の塾の在り方」ではないか?と現在模索しています。「塾長の器の大きさが、塾の器の大きさ」と自戒して精進いたします。