私たちは、子供が「机に向かう」と「勉強している」と思います。もちろん、ほかの考え事に思いをはせていたり、ただぼ~っとしていることもあります。外からは分かりませんね。しかし、ご本人は「分かっています」・・・だから「勉強していた」がどうかはわかります。明らかに少ない(または無い)のであれば、増やせばいいのです。
一番困るのは、お子様本人が「勉強」と「作業」の区別がつかない、区別をしていない場合です。「なんとかまとめ」・・・・大部分は作業ですね。「教科書をよく読んで何が書いてあるか頭に入れる」・・・それは試験前、授業前の予習段階のこと。試験勉強でするようなことではありません。
「勉強とは、出来る出来ないを分別し、出来ない部分をできるようにする」ことを指します。
そして「確認に再度問題を解く」までしなければなりません。ここまでするのは慣れないと大変で、大変だから多くの生徒はその前段階の「作業」で終わってしまうのです。
「わかる」と「できる」の間には「地球と海王星」くらいの距離の差がありますが気づかない人が多いようですね。
この夏、皆さんは「作業」をするのでしょうか?「勉強」をするのでしょうか?