いつまでたっても、注射器の先の針は好きになれません。インシュリンを打つ針は極細の「痛くない」針なのに、なんで採血用の針は、先端を見ると「空洞」が分かるんでしょうか？

この歳になって「いやや、コワイ」なんて言えないので、「どっちの腕が採血しやすいですかね？」なんて言いますが、ちょっと声が上ずっています。とても、自分の静脈に採血用の注射器が刺さっているというグロテスクな状態は直視できない。「落ち着け、落ち着け、この程度の失血では死にはしない」などと大げさなことを考えます。呼吸が荒くなりそうですから、勉めて穏やかにします。

採血で「脳貧血」ではカッコ悪すぎと思い、ものすごく自制しています。

　かって大きな病院で検査をした時、同級生が看護師として働いていました。「久しぶり！！」それはいいんですけど・・・昔ばなしに夢中になって「採血失敗」。「ごめんなさいね、あははは」・・・・おおい、俺の腕に風穴が3か所も空いたぞ！！