伝説の料理番組「料理の鉄人」初代の和の鉄人として見事な腕前でお茶の間を魅了した
道場六三郎さん。 そんな道場さんが語る一流と二流を分けるものとは。
★ 一流と二流とを分けるもの ★道場 六三郎(銀座ろくさん亭主人)『致知』2016年7月号【最新号】から引用
これまで私は数多くの料理人と接してきましたが、中には伸びていく人もいれば途中で止まってしまう人、 消えていなくなってしまう人もいます。 その差はどこにあるのか。 私は料理の腕以上に日常のあり方に表れると思っています。 玄関で脱いだ靴を揃えるとか 身の回りの掃除をきちんとするとか、 あるいはお客様にお膳を出す時に お皿や箸が傾いていないかなど、 日常の当たり前のことが徹底できているか否か。 さらに言えば、伸びる人は若い時の数年間に「バカ」がつくほど仕事漬けの日々を送っています。 これは間違いありません。
どこまでも上を目指し、謙虚に素直に人の言うことを聞く。
そして、どんなに辛いことがあっても、ここが踏ん張りどころと思い、逆境をも喜んで受け入れ、 苦しいことから逃げない。
決して諦めない。
そこが一流と二流を分けるのです。