その気持ちは痛いほどわかります。私は「それで失敗」しました。何度もブログでは申しているんですが、保護者様とお子様は別の人間・別人格です。確かにDNAは酷似していますが、かといって同じではない。
ましてや、後天的要素・・・幼児期の家庭教育・生活環境など・・は全く違う。だから、同じように動くとかなると決めてかかると結構「親子関係」に亀裂が入ります。後から顧みて、「自分と同じ苦労をさせたくない」という思いから、自分の敬遠のエッセンスを教え込もうとしたのです。
しかし、「自分もこうやればできるって分かるまで思考錯誤があった」訳でそれを取り除いて、「結果だけ」受け入れよ・・・これは人として心情的に難しい。また、最終的に「お勉強ができるようになっている」保護者様も、そこにいたるプロセスがいろいろあったことを結構忘れてしまい、「元々出来たんだ、俺はな。」なんて思ってしまいがちではないでしょうか?
子を思う親心を疑うつもりはありません。しかし、それが「こうすればできるんだ!なんでできないんだ!・・・という押しつけ」になってしまうと、お子様の心は委縮し、劣等感が増すことになります。
そうなる前に、「他人に依頼する」ことも選択肢に入れていただけないでしょうか?「失敗者」からの御忠告です。