え~、私は見かけよりオジンですので私の頃は「運動会」で商品が出ました。これは嬉しかった。
もちろん、鉛筆1本とか消しゴム1個とか、子供だましと言えばそうなんだけど、宝物箱に入れて使わない様にしていたほどの物だった。だから、そんな場で「賞品を大量にせしめるヤツ」はヒローで、日頃勉強がちょっとばかり出来なくても胸を張っていたし、僕らも「さすがやな」と認めていた。
そのうち、商品の代わりに「1」「2」の紙切れになり、全くつまらなくなった。生徒も昼ご飯は給食を食べ、応援に来た家族と食べることはなくなったし、地域参加のコーナーもなくなった・・・つまんない。正直な気持ちだった。これでも私はピアノが弾ける。まあ、お稽古ごとのお蔭と言えるが・・クラスには、女の子で「これはとてもかなわんぞ」と言う位ピアノのうまい子がいたもんだ。合唱の伴奏・・・先生よりうまいこなんてざらにいた。僕らは、そういう運動でも目立たず、ピアノでも目立たず、絵もうまくなく・・・・仕方なしに勉強した・・・自分を認めてもらう手段だった。のちに「ちょっとばかし声がいい」と言うことで「合唱団」に入ったりしたが・・・・変声期に失敗しなきゃ、止めなきゃ「声楽」やったかも。
いろんな場面でいろんな子が活躍できる・・・こんな学校がいいなと思う。才能が有る子はその方面を伸ばせばいい。ない子は「お勉強」・・・これが一番、天賦の才と関係ない世界の気がする。うんうん。