①勉強ができること
②少なくてもいいが、気の合う友達がいること
③座学以外のイベントが充実していること
④担任に恵まれること
お子様自身にどうしようもないのは③と④ですね。これは、祈るしかない。これから行われる「家庭訪問」では、お母さま、「お子様のいいところ」を担任の先生におっしゃってくださいね。クラス全員をたった2週間で把握するのは無理です。先生だって分からないのです。だから、売り込みではなく
「うちの子はこんないいところがありますので、目立ちませんが見つけてやってください」とお話になるべきです。逆に「うちの子はこんなに悪いんですよ」・・・それは言わなくていいことです。
人は期待されるように育ちます。
①は、結構重要なんです。居場所がなくなるんです。・・・・小学校の勉強程度分かるやろうと安易に考えておられるとこれは大変です。公倍数公約数・通分約分・・・・はああ~なんのこと?中1になってさっぱり分かっていないことが露見する・・・これは可哀想です。
私は、「ドリル学習」の効果があるのは「小4の終わり」までと考えています。それは小学校のあらゆる単元が一通り出尽くすのが4年の終わりだからです。そこまでは新しい概念、方法を何度も反復することで身に着けることが必要です。しかし、同じ方法が「小5~小6」に通用するか?と言えば「反復練習による修得」ではなく「論理的思考」が求められていきます。正確さも求められます・・・計算問題を100題(どんなに易しいものでもいいですよ)やって100%合わせることが求められます。80%や90%はできるんです。それでは、これから始まる数学の世界についてゆけません。速さも必要ですが・・・速くないと実は正解率が下がる・・・数字が読めないほどでは、これは難儀です。「答案採点者」が読めないとみなせば×ですね。学校や塾ではこの問題に子供たちは気づいていません。先生たちはなんとか「楔形文字」とか「ヒエログリフ」をシャンポリオンの根気で解読しているのです。
入試では「×」ですな。解読するのがめんどくさいですもん。採点者への配慮が出きない程度では「超優秀」とは言えないでしょう。
②あとはお友達。「クラスみんな全部友達」って、小1の時、担任の先生から言われました。「うそや!そんなん」とすぐ反論。問題児として親が呼び出されました。今も考えは変わりません。皆友達なわけがない。一人をいつも嫌うようなクラスは問題だけど、「みんな友達」というウソはよろしくないと私は思います。その友達が「いじめ」て来るんですよ。「いじめ」ているって認めることは「みんなが友達というわけではない」と認めないといけないということ・・・先生の言うことを否定すること・・これが出来なくてどんなに多くの子が行き詰るか・・