日本にいてアフリカの惨状を思いいたせ!…これはかなり難しいでしょうし、若い世代は「海外」とは「観光地」と思います。
プーケットなどは、ディズニーと同じく人工的に作られたリゾートです。
自動小銃を持った兵士に守られた治安・・・それで快適に過ごせます。
しかし、それさえも最近では怪しくなってきました。ヨーロッパのいいホテルですとセキュリティがしっかりしています。すなわち、厳重な防備ということで、ガードマンにしては武装しすぎな人がロビーを固めています。その安全を買って「★」の多いホテルに泊まります。
いつのまにか「この国」では「生きること」が「実は大変だ」ということが忘れ去られてきました。私の爺さんの頃は、若くして一家の当主が死んだら、一家路頭に迷うのが普通で、健康保険をはじめとする社会福祉制度はこの70年のうちに創り上げた「制度」です。「トト姉ちゃん」見てください。武三死んじゃいましたよ。カカは大変です。
「生きる」こと・・・それが大変だったという記憶がどんどん薄れて、今のお父様お母様世代も「貧乏・・・極貧です…米びつにコメがない」「一家離散」「子供を養子にやらないと食っていけない」などは実感として全くないでしょう。あたしは、残念ながら「米櫃」にコメがない・・・茶碗1パイ無いコメで1週間家族が食つなぐ経験があります。「生きるのは大変だ」・・・・幼少期に刷り込まれてしまいました。今のお父様お母様も「感覚としては生きるのは大変だ」と思っておられるので、お子様に「ちゃんと勉強しようね」とおっしゃるのですが、受け手の「お子様」は、満たされた生活しかしたことがない、不足がなかったがために・・・「なんで努力するねん?」という素朴な疑問と抵抗感があろうかと思います。
「不足の時代」が来るよ、「生きるのはこれから強烈に大変になるよ」「公的扶助に頼って生きるのは無理になるよ」「下流老人が激増するよ」「年金制度・・あるんかなあ」「保険制度も今のまま存続できるか?」なんて考えたことがない。自分の腕で「食わなきゃならない」こと・・・おまんまは自分で稼ぐ・・こと分かってないんでしょうね。私は「かっての極貧生活」に戻れと言われたら・・・死んだほうがましと言えます。極寒時期に、外気温と室内温度が同じなんですよ。室内の洗面器に氷が張りました。パンの耳で1か月食いつないだら「顔がムクレてきました」
わたしは、永久歯ができるころの栄養失調で「歯がボロボロ」です。
「生きるのって辛いなあ」・・・・少年の頃からの思いです。
勉強しないんです・・・っで放っておくのも育て方の1つ。言い過ぎですがどっちみちしないなら「強制的にさせる」のも育て方の1つ・・・何が正しいか、これは時がたたないと分かりません。しかし、時がたって「結果が明らかになった時はいずれが正しく、いずれが間違いでも遅い」でしょうね。