「生徒を叱る」・・まさかその日の気分で「叱る」などということはありません。かって、
作文指導で有名だった「大村はま先生」が「機嫌の悪いとき、体調の悪いときは決して生徒を叱ってはいけませんよ」と教えておられました。「いわでも」のことを言う可能性があるからということでした。最晩年しか存じ上げないので「いいおばあちゃん」と思われる方でも、この事は厳しく自分を戒めておられたそうです。かたや私なんぞは・・・・・恥ずかしい。
業者さんとのトラブルで「時間が浪費される」・・・イライラします。どうしても「顔に出る」んです。生徒は敏感です。「表情」もでしょうが「オーラ」が真っ赤なんでしょうね。そういう時は、授業以外では「生徒に近づかない」ようにします。
近づいてくる生徒もいるんですが「ちょっと待ってね、今気持ちが落ち着いてないから」と正直に言うようにしています・・・・・・これ、ちょっと・・かなり「大人」としては恥ずかしいですよね。
髪型は「坊主」ですが、全く未熟です。修行が足りません。大学生の頃「神官」か「僧侶」になろうか?と「自己の葛藤を解決するため」に思った時期もありました。しかし、私のような者はかえってそういう場所にいることは、かえって楽になり保身になるなあ~と思い、人と交わる仕事を選んだのです。塾はいろんなことが起こります。
恩をあだで返す・・方もあります。じゃあ、それをどう「飲み込んで昇華するか?」・・現在、修行中です。
生徒を叱るなんで「ホントは冷や汗もの」なんです。こんな自分が叱れるのか?って。しかし、「自分の足らなさ」それにとらわれる、縛られるのも我執だな、相手にとって必要なことは「自分の不足は分かっていても」言わなければならない・・・痛みを感じながら。毎日悪戦苦闘です。生徒とではありません。「自分と」です。