わたしの 理想は「勉強しなさい」なんて言わなくても、決まった時間に生徒たちがやってきて、自主的に立てたカリキュラム(シラバス)に従い、学習することです。
参考書や辞書を使ってもわからない場合、チューターの先生に「チョコっと」教えてもらう。
あああ~、疲れたあ~!!となれば「お紅茶でも頂きつつ、クッキーをつまむ」・・・・・お時間となれば また、自学自習に戻る。そして、今日の分量が済んだら「ごきげんよう」って帰宅する。
こんな進学教室にしたいのです。
実は「小学生部門」は、もうほとんどこうなっています。
開校当時は教えていたんですが、いつの間にかいらなくなりました。
みなの学力は本当に高くなっています。教科書レベルは、最低限度になっています。
でも、初めから皆がこんなにできたわけではないのです。
教えることをどんどん減らしていくと、しっかり読んで理解が深まります。
新しい方が入塾されると、初めは戸惑っておられます。
ビッチり、教えてもらえるのか?と思ったらそんなことはなかった・・・・・・????
「教えないでなんで、勉強できるんや」と言われそうですが、クラスの一斉授業ってフランス革命後、始まった歴史の浅いものです。国民皆教育という状況で「一人ひとり」を個として見るより、一塊として扱った方が「効率的」ということで始まったのでしょうか?
むろん「クラスの一斉指導」でもお子様を「個々に見る」教育技術はあります。
しかし、一番大きな問題は、お子様を「受動的にした」ことではないでしょうか?
「まず、教えてもらう」「教えてもらわないと何もできない」‥…むろん、数字も教えない、文字も教えないはあまりに極端としても、お子様は自学自習し成長します。
これは痛感します。
今も、中3の生徒たちが三々五々やってきて「自学習」しています。
たいへんうれしく思います。