大人の読書についてこのところ書いています。仕事上の本・・・これは「読書」でも実利を伴う読書ですから私の考える「読書」とはちょっと異なります。
私が、「国語」の教材として扱いたい「文学書」を読んでもこれは「仕事」です。大人の読書は、「人間を錬る」ものを指すと考えています。
しかし・・・・・・(笑)、ブログやHPに「大人の読書」について書く前に、すばっと「先生はさぞ読書されるんでしょうね?」という問いを頂きました。
余りにタイムリーなので「目を白黒」させました。正直申して私自身毎日「1時間半」できたらよい方です。それも連続は難しいので、およそ「30分」分は完全な小刻みというか細切れ、残りの1時間ほどは継続してです。最近は「睡魔」にまけて、リビングのソファーとオットマンの間に尻を落として居眠ることもありまして、(これをすると3日は腰痛です)ちゃんと「おじいちゃんの机」に向かわないといけないと思います。(しかし、これが座り机なので自重が過重な私は1時間後、立てません・・・・泣)
最近は、欲しい本は「古書」を求めます・・・すると筆者の為書きがあったり、書を送った方の言葉のある物が散見されます。「本も生きているのね」なんて思いますし、どういう人の手にわたってここに来たのか・・・と思います。
数年前にも書きましたが、私が学生時代に持っていた本がありました。いつも間にか私の書棚(下宿していました)から紛失していました。探し回ったのですが出てきませんでした。その本は最後の方の数ページを気に入ったので私は切り取っていたのです。たぶん友人か誰かが持ちだしたのでしょう。
それから30年。再び読みたくなりましたがすでにかなり前に「絶版」。アマゾンで探しました・・・・ありました。届いてびっくり。失った私の本でした。東京の古書屋さんから出てきました。帰ってきたかったんですね。