前に申しましたが、お勉強がだんだんとわからなくなるとお子様はできるだけそれを考えないようにします。俗にいう「逃避」です。しかしそのうちに状況は悪化し続けます。ご本人が「わからない」と保護者様に告げるときは本当に決定的状況になってからです。保護者様がその状況を理解していないことがあります。お子様はこの状況から脱出するのは「死ぬような辛さ」がある・・と気づいていますが、意外と保護者様は「ちょっとやったら何とかなるか、うちの子だから」とかなり安易に考えておられることも多いのです。塾生にそういう子はいませんが、100点満点中15点の子に勉強させて30点にすることは、たやすいことです。勉強していない状況を変えて、最低限度の「練習」・・・わからなくていい、とにかく「練習」と「暗記」をさせればとりあえず中間・期末テスト如きはポンととれます。しかし、これは学力ではありません・・・「振付け」「見かけ」です。言われたとおりに「なんだか知らんがやったら取れた」というだけ。これでこのまま上がるだろう・・・・いいえ、そうはいかないんです。
保護者様が、どの程度を望まれるのかによって全く状況はかわります。
弊塾は基本的には「入塾テスト」はしません。成績を示すもの「成績の個票」など拝見できれば結構です。しかし、必ず塾長との3者面談はあります。ある親子と個別指導に通って居られて伸びないので変わりたいということで3者面談をしました。エースの話をしていくうちにどんどん椅子に座るお子様の姿勢が悪くなるのです。ずり落ちていくのです。そう、結局そのお子さんは「個別指導塾の時間しか勉強していない」ことがわかったのです。そして個別指導の宿題もほとんどしていないことも。しかし、保護者様は何とかしたい、お子様は「変えたくない、勉強時間なぞ増やしたくない」・・・このすれ違いは困るのです。原則、椅子に1時間程度 姿勢よく座れない方はお断りしています。