今の学力で行けるところでいいや・・・と思う場合、悲しいことに1ランク2ランクダウンしたところを受験することになります。それは、今もう誰でも「学力伸長」に注力しているからです。あなたがいままでの調子でやっているとどんどん順位や偏差値は下がります。
あなたが、ゆっくりやっているのではありません。もう、周りが走っているからです。その中で「歩いている」あなたは最後尾に立ちます。
高校入学が最終地点ではありませんね。高校での3年間であなたは大きく変わる(か、変わらないか)でしょう。今までは「母の温かい腕の中でやんちゃなことを言っておればよかった」のですが、高校からは異なりますね。勉強しなければ「留年」も「退学」もあります。誰もどうしようもないことです。この入試時期だけ勉強すればいい・・・・はははは、入学したらもっと多くの学習量をこなさなさなければなりません。中学の量で「ひ~」では高校では辛いものです。また、中学でも成績は「ピンからキリ」までいました。この期末テストでも500点かそれに近い人たちから、100点以下の人たちまでいるでしょう。しかし高校入学時はいないのですよ、皆ほとんど同じ。だから数か月もぼや~っとしていると「天と地と」ほどの差がつきます。ほんとうにあっという間にです。オリンピックの100メートル走を見るようなものです。1位はゴールしているのに6位とか7位はまだ走っています。しかしTVは写していません、視野の外ということでしょうか。
合格したければ合格するようにするのは当然です。またそれが、入学後の準備運動でもあるのですから。私自身振り返って「当事者意識をどれだけ持っていたか」・・・記憶が定かではありません。しかし、懸命であったことは明言できます。それが「その後の進路選択の幅を広げた」ことと「自分に対する自信を強めた・・・自己肯定感」ことは確かです。
私は入試で得れるものは「合格」以上に上記の2つが重要と考えますが皆さまはいかがでしょうか?
そしてお子様にはどんな体験をさせたいと考えておられるでしょうか?