「三つ子の魂百まで」などと申します。かって「寺子屋」では「つのつくときまでが大切」と教えられてきました。年齢のことです。「ひとつ、ふたつ・・・・
やっつ、ここのつ、とう。」九つまでに基本教育は終えないといけないという教えです。古臭いわい!という考えもありましょうが、いろいろな教育論から鑑みてもなかなか奥深い、味わい深いものです。もちろん、長い寺子屋での営みから生まれた経験知なんでしょう。この基本(基礎)教育とは何だろうと考察するとさらに奥深いものとなります。一般に言う「早期教育」・・・「0歳からの幼児教室」というものではなさそうです。江戸時代にはありませんしね(笑)最近、国語辞典や漢和(漢字)辞典が全く使えないお子様が増加しています。
また、ひくことができても「見出し語」だけ眺めて、用例を見ないで終わり・・・・・。これでは、言葉の使い方がわかりません。その時だけの、刹那的ともいうような使い方なのです。同じことは「英和辞典」「和英辞典」でも起こります。大げさに言えば「辞典」は、用例を読まないとほとんど学習としては価値が無いように思うのです。進学校と言われる高校が「紙の辞書」を持ってこさせる理由は、この用例・用法を