瀬田周辺では、中学校の始業日が異なります。よって中3の実力テストの日も変わります。また、小学生は、8月いっぱいお休みと・・お子様が高校・中学・小学生といらしたらさぞ大変だろうなあと思います。
昨日をもってエース進学ゼミの「平成29年度夏期講習」は終了いたしました。例年とことなる日程配置をいたしましたがおおむね良好と言えるでしょう。
私は、塾を始めたころは「夏期講習中」帰宅したことがありませんでした。午前8時から授業を始めて、補習を終えた最後の生徒を送り出すのが午前12時半ごろ・・????帰る時間が惜しいので、教室に泊まりました。えへへ、お風呂入っていますよ。銭湯にダッシュしていきましたから。しかし1度締め出されて・・・仕方なしに「湯沸室」のシンク(洗い場)に入湯?したことはあります。あとで出れなくなりましてね、困惑しました。
洗濯?コインランドリーに放り込んで銭湯に行ってました。
さすがにこの年齢ではこれは難しいので、様々な工夫をしています。しかし、基本的に「塾業界」自体が労働環境的に「ブラック」であることは変わりません。それを「やらされている」と思うか「やろう」と思うかの違いですね。
自分の「進学塾」を立ち上げ・運営することと、上場大手塾の社員として勤めること、ビジョンなく行き当たりばったり塾で生き残りをかけた「体質改善」を考えて人1倍働くこと・・いくつもの体験をしました。
私は自分で言うのもおかしいのですが、普通の所得があれば、それ以上の損得(収入・昇進)を考えない・・アホなんでしょうね・・で、「よかれ」と思って進めると出世競争のライバルとしてこっぴどく叩かれる、また永続できるように手を打つべく進めていくと「旧弊を守る」人から叩かれる。ええ加減中年になってから「世の中損得なんや!」とか「変革を望まない人がいるんや・・このままなら自滅やのに」という普通の方なら、はよう~にお気づきになることを身をもって知りました。塾業界の「年収」は、他業界とは比較にならないくらい低いものです。長時間労働しても、残業代などありません。
みなしとして月3万も付けばいいでしょう。しかし繁忙期は「月100時間」など当たり前で年間の半分以上(これでも控えめに申して)はそんな状態です。だから、若い優秀な人材が育たず、1年たたず(いや半年3か月で)辞めてゆきます。
20年ほど前にある教育評論家が「塾は必要悪である」と発言しました。教育という世界に「悪」があっていいのか?いったい「必要悪」とは何か?「悪」ならばつぶしてしまえ!と思いました。今でも教員養成系大学で「塾は詰め込み教育をする邪道な場所だ」と教えておられる方があります。しかし、その先生に教えを受ける生徒たちは「その問題あるという塾に行ったからそこ、この大学に入学できたぞ」とその話を聞きながら腹の内で思っていると直接聞きました。
私たちは決して「学校教育」を否定するものではありません・・かつて「学校なんか行かなくていい」と言った中学入試塾のえらいさんがおられましたが何かお間違えです。
学校は単純に「知識伝達の場」ではありません。私の独断で学校へ行く目的を1つに絞れば「友達(仲間)を作る」だと思います。だからこそ、「いじめ」「不登校」の問題は放置できないのです。知能だけなら、本当に「優秀なお父さま」「おかあさま」が個人教授で教えられたらよろしいのです。しかし、人とうまくやっていくこと、嫌な奴から逃げる術、信頼できる人間を見分ける目の育成・・・を含めての「社会性の育成」は家庭教師的教育ではできないのではないかな?と思うんですがみなさまはどう思われますか?塾は、より学びたい方に対するサポート機関(できる方を伸ばす、わからないお子様を助けるの両方)ではないかと思うのです。