誤解なさらないでいただきたいと先に申し上げておきます。中年おやじの妄想ではありません。進学塾の塾長が何を言うか!と怒られるかもしれません。一般には「進学塾は、合格させることにしか関心が無い」と思われているからです。しかし、日々お子様に接する立場では、そんな単純というか即物的には考えられません。
私個人としては「高校は男女別学がよい」と考えています。
これは、共学だと恋愛にうつつを抜かして「勉学に身が入らない」・・・などと言う狭義のものではありません。実際、男子校・女子高も共学校も付き合っている割合はほとんど変わりません。そういうもんです。
私が思うのは「望まない妊娠を避ける」と言う観点から「男女別学がよい」ということです。必ずしもこうだとは言いませんが共学の場合、男女が付き合うと、あるグループ内の付き合いになります。このグループは部活であったりクラスであったりです。
昨日も生徒の話題になっていたのですがある子が「自分は高校生になるまで付き合わない!」とふったそうです。これはとても勇気のある行為だと私は思います。こういうことが言えない子がいるので困るのです。この文章を読んでおられるお父さまは憶えがあると思いますが高校生ごろの(大学生もかな?)男の子は、「女の子に対する妄想でいっぱい」です。その中で、だれとだれはHしている!なんてなりますと(事実でなくとも)自分の彼女はなぜさせてくれないのか?それなら「サセコ」に鞍替えしよう。・・・そしてその事実(別れた)がグループ内に広まって「ハミゴ」になる・・・・これって「コワイ」ことなんです。親の言うことより仲間から「ハミゴ」にされること・・・お子様にはよっぽど怖いのです。ほんの一部の子が「モラル崩壊」を起こすと「仲間外れにされる」コワさのために連鎖が起こります。
男子校女子校の場合、恋愛は完全に対個人です。自分の属する集団(学校内部)とは全く関係ないのです。だから、「そんなのいや!」と言う結果、破局に至っても、学校内の友人関係は変わりません。
極論だろうとおもいます。(妄想族ならいいのですが)夏の終わりに産婦人科の受診が増えないように
そして真に女性を大切にするために「望まない妊娠を避ける」ための社会的方策が絶対必要だと思います。これは単純に「避妊」を教えるだけでは全くダメであろうと思います。男性と女性とでは負うリスクがあまりに違いすぎます。
妊娠が発覚すれば「高校は退学」になるんです。簡単にシングルマザーなんて言わないでほしい。自分の将来を大きく変えなければならず、貧困との闘いもずっと続きます。