いや、導入するには小さな進学塾には大きな決断でした。年度の途中ですから授業料に反映できないのです。そして使ってみて「消耗品の以上に必要なこと」・・・青くなります。「もうちょっと詰めて印刷してくれ、紙の半分空いてるやんか！！

しかし、今回の期末の結果は「予想を上回り」400点越え450点越えが従来よりかなり多く出ました。底上げができたと思います。よく、上位の生徒の「テスト点数」が塾の窓に張り出してありますが、私たちも500点中４９０点という生徒はおります。そこから450点までの間にかなりの生徒がいます。しかし、本当に誇りたいのは、入塾時300点あるかなしかの生徒が370点を取り、400点を取るという成長です。

ある時、あるお母さまから言われたことがあります。480点から先にどうやって伸ばすかが「本当に難しい」んだと。それはそうです。頂上を極めようとするとき、とても厳しい事態になります。ほとんど頭を打っている状態ですから、ミスをするなど許されない基準ですから。しかし、もう1つ難しいことがあると思うんです。「自分は平凡で、とりえのない人間、価値のない人間だという悲しみ」・・・これは世を経た「大人」だけが思うのではなく「子供の世界」にもあることです。今まさに萎れ、腐り果てなんとする「芽」を生かし、育てるのも実は難しいことなんです。