「質問はありませんか?」・・・こんなバカな問いはないのです。誰がこんな恥ずかしい問いに応えられますか?厚顔無恥でしょう。あれだけ説明されている、クラスのみんなもわかったような顔をしている、そんな時に「あのおおお~、ちょっとそこが・・・・」。
よくセミナーに行きますから言えますが「大人」でも無理です。税務関係で「分かったふりは絶対あとで困る」と分かっている場合でも質問なんか出ません。
質問なんてそれぐらいハードルが高いものです。
だから、私はそんな尋ね方はしません。
また、「質問するべき自分なのかどうか」もわからない場合もあります。
分かっているか、分かっていないか・・・それもわからない・・・当然わかっていないのです。
「問題の基本的な意味が分からない」ままになっているから、答えどころじゃない。質問しても全く的外れ・・・恥をかくだけ。・・・最低限度自分で調べることは調べて質問しないと、意味がない。
人間は、自分で手を尽くしたものに価値を感じる「イケア効果」というのがあります。
いまどき参考書かよ・・・はいはい、自分で調べて考えて・・・その結果の質問そこ、身につきます。
「わかんない!」「はいはいどれどれ?」・・・孫とおばあちゃんのようではあきません。