中学受験をなさる場合、早々に問題になるのは「習い事」の整理です。一般に言う「お受験」は、お稽古事・習い事と並行できるほど甘くはありません。率直に言って小4以降はばっさりやめるべきです。中受コースは「小2」「小3」からあります。これは決して
お稽古と並行してやりなよ・・・ということではなく「中学受験塾への通塾」と「自宅学習」のリズムを作れ!という期間です。中受の成功は「お母さま」の双肩にかかっています。お子様が在宅時は「お母さまにも在宅していただく」のが基本です。子供任せは一切通用しないと思ってください。
そういった状況を考えると、ピアノやバレエどうすんの?ってなります。始める前からやめ時を決めておくべきなんです。ここまで出来たらもういいんだと。私の娘も将来「保育士」や「教員」になりたいという時に最低限には譜面が読める、弾ければよい・・・その基礎さえあればやめてしまおう・・・そう考えてピアノを始めました。
あとちょっとで〇級取れるから・・・わかりますが、アブ蜂とらずになります。
上記は「中受」の話をいたしましたが、公立中学への進学をお考えの場合も同じことです。今時に「高校受験勉強は、中3から・・・部活引退から」と思われる方はそう多くはないと思います。(学力に余裕のある方は別です)絶対間に合いません。上位・中堅高校への進学を望まれる場合には、小学生時に「できない」はあってはならないのです。小学校で送れていても中学からでなんとかなる?・・・都合よくは学習は分断していません。中学ではそれ以上に「差」が明確になります。今は「学力分布」は「ふたこぶらくだ」のようです。「わるい」と「いい」は二つの山をなしています。お稽古を通じての「教養」は重要ですが、それと進路を取り換えることはできません。