「おこさま=王様」という誤解を私たちは与えないようにしています。授業料を頂いて指導する立場ですから「お子様」を大切にするのは当たり前なんですが、何をすることでお子様を大切にするか、その「大切にする」仕方が極めて重要なんだと思います。エース進学ゼミではお子様が教室に入る時、大きな声で挨拶をすることになっています。「こんにちは」「こんばんは」・・・私は3つの意味があると思っています。
①礼儀作法としての「あいさつ」・・・勉強する場所に来たな、けじめをつけて今日も向かおう
②私は「無害な存在です」というアピール・・・侵入者や不審者ではありません、あなたの存じよりの者ですよ
③被害を未然に防ぐ・・・これは、エースではあてはまりませんが、お子様の帰宅の際の「ただいま!」の挨拶は大きな声でさせるべきだとおもいます。屋内に侵入している「空き巣」と鉢合わせる危険を防ぐためです。物を取られるのは辛いですが命はもっとつらいです。
もちろんこういう指導をすることに「道場じゃあるまいし・・・」という陰口があるのも知っています。ほとんどの子は(98%と言っていいのです)挨拶をします。しかし、「相手が認識してこその挨拶」というまで行かず、「自分は言いましたよ」というガタイがデカいのに「蚊の鳴くような声」で挨拶するお子様もあるんです。
「それじゃ、聞こえないよ、ハイ、もう一度!!」
帰る際はこちらは何も指導していないのですが、年々受け継がれるのか?「ありがとうございました!」になっています。