私は全く教育関係者らしくないのです。「教育に携わる者」がお金の話をすると、「汚い」と言う方がいるのです。「お金=汚い」のでしょうか?私はそうは思いません。母が、暗い照明の下で「ボタン付け」の内職をしていたことを憶えています。1つつけていくらか忘れましたが「うん十銭」ではないか?と思います。そうして得てくれたお金を汚いなどと思えるでしょうか?だから、買ってもらったものを無くす、壊すことを極端に恐れました。私の「帽子」「上靴」を同級生が放り投げると「大喧嘩」をしました。本当に母の苦労がけがされると思うからです。「お金は大事だよ」というCMがありました。生徒たちに「25歳でいくらぐらいあったら生活できるか?」と聞くと、とても面白い とんでもない答えが返ってきます。明細を聞くとますます面白く、ワンルームマンションの家賃が5,000円/月だったり、1か月の食費が1万だったりします。生徒たちは「普通の生活ができたらいい」などと言います。「普通ってなんだ?」私は思います。それは「今の生活水準のこと」でしょうね。それはお父様・お母さまが創り上げて来られたものです。今のお子様の状態でそれが実現できますか?
私も人の親です。父親です。若い、独身の塾の先生とは「異なる感情」があります。親が自分の子に「自分以上の物心両面の豊かな生活」を望むのは当たり前です。だからこそ「小言」を言い、「叱る」のです。
本当にどうなってもええわい・・思えたらどんなに楽でしょうか。口では言えるんです。「まあ、この子の人生やし」・・本音じゃないですもん。
塾生諸君!!大人になれよ。反抗期は構わんが、大人になって「自分を守っている親」の苦労を考えよ。親がいつまでも元気で強いとは思えんのだよ。実際、年配の親を持つ中学3年なら腕力で勝てるだろう。親だって朝寝ていたんいんだよ。なんでおかあさんが1番に起きるんだい。それはお母さんが起きないと皆の朝の世話ができないからだろう。早起きが好きなわけじゃないんだよ。君らは風邪をひいたら学校を休むだろう。親は休んでいるかい?親が守ってくれているうちに、「自分を成長させておきなさい」ね。