塾というのはある面では悲しい仕事です。ぷいっと辞めてしまう生徒もいます。保護者様のお考えの変化で生徒は残りたいのに引きはがされるように辞めさされる生徒もいます。
同窓会もありません。
時に虚しいと思うこともあります。もし、塾を商売だと明快に割り切れるならそういう葛藤はないのでしょう。他の経営者から見れば「何、青いこといってんだ!」と笑われるかもしれません。しかし、そこが「私のいいところ」だと思っています。
今、卒業生で自分のお子様をエースに通わせてくださっている方がいらっしゃいます。ありがたいことです。季節季節に「お庭で採れた果実」をずっと送ってくださる卒業生もあります。自分はいったいどれほどのことがその方々にできたのだろうか?顧みるに恥じ入るばかりです。
滋賀私立高校入試では、3名の専願者が見事、志望した高校の類型に合格しました。電話口で「泣いている」のが分かりました。お母さまも泣いておられました。
ここに至るまでの長い道のりを考えますと「感慨無量」です。その過程は「戦い」と申していいと思います。見えざる敵との戦い・・・その成果だと思います。
エースは厳しい塾だ・・と言われます。
志望高校の合格に対して「真剣に臨む」塾で、厳しくない塾がありますか?また、真剣でなくて合格できますか?実力以下の安直な受験を私は望みません。
それは「お子様を鍛えることににならない」と考えるからです。
人事尽くして天命を待つ・・・とは言えども「不安になる」ものです。お子様も長い人生行路ではなんどもそれを超えてゆかなければならないと思います。
私どもエースは、「鍛錬の結果」の合格・・・・お子様の笑顔を見たい、それのみを糧に進んでいきます。