昨日の中2の授業で「京都私立高校の入試状況・・志願者数とか増減とか」を配って「よく見なさい」と言ったら私はお話を始めてしまいました。
「入試についての説明」は必要・有用なことです。しかし、時間をかけて行う必要もなかったのです。あえてこんな恥ずかしいことをHPに書きますのは今後、長演説をしないためであります。長い話で「人が変わる」ことはないことは30年の経験で知っています。にも関わらずそれをしようとするのは「私の横着」だと思います。
生徒の皆さんに「いろいろとお話しする」のは、決して面白半分の脱線ではなく、また「価値観の押しつけ」でもなく、皆さんに中学生らしく「けっ!なんだこれは」とか「ちがうやろ!」とか反発してものを考えて欲しいからです。
大人しく聞いて共感するようなことを期待しているのでは全くありません。「なるほどな!」でなくていいのです。
皆さんは思春期・反抗期なんですから「カチン!」ときて「なんや!おかしいやろう」って尖がってほしい。そして「自分はどう思うか?」「どう考えるのか?」を見つめて欲しいのです。また、多くは私の失敗談です。笑いを取りたいのではありません。笑ってくれていいのですよ、私は同じ失敗をみなさんにしてほしくないのです。あんなに苦しかった失敗・・・もうちょっと進んだところから皆さんには取り組んでほしい・・それでも苦労すると思うけれど、私よりは高い次元の苦労をしてほしいのです。
しかし、これも「限度」があります。だから、「限度を設けます」・・・決して破りません。進学塾の本分は、学習の指導です。その学習の指導にこそ「理念を込めるべき」と思います。安直に「やる気の向上」に走りがちであったことを深く反省します。「理想は高い」のですが「日々の歩みは、実践の積み重ね」であるべきです。
初心に戻って「皆様のお子様を丁寧に、熱心に指導させていただきます」。「先生、うるさいなあ~」と思っていた方にはごめんなさい。今後は、長くはしません。「ぴしっ」と決めます。
そして「本当に向上したい」「自分は変わりたい」と思う人にしっかりと応えられる授業展開にします。