今気になるのは、大人が子供たちに向かって「あなたは将来、どうしたいの?何になりたいの?」とせっつくことです。昨日申したように、「将来設計」「人生設計」をしておかないと取り返しのつかない世の中が到来しました。
「なんとかなるよ」・・・これは「ある面、世が乱れている」ときはよろしいのです。安定の後期・・私たちのいるこの時期は「安定の爛熟期・退廃期」とも言うべき状態で、安定期に得た既得権は放したくないし、これ以上それが続けられるとも思わない・・という困った時期です。
その不安からかやたらと「あなたはどうするの?」という言葉が聞かれるように思います。
そんなことを子供に聞いても「大統領になる!」「海賊王になる」とかいう子はほとんどいません。分からないからです。自分の踏み込んだことのない世界は分からないからです。
大人の焦りなんでしょうね。