今の子供は大変だなあ~と、進学塾の現場で東奔西走しながら思います。
世の中が「右肩上がり」の時は、自分の人生設計なんて大して深刻に考えなくて良かったように思います。
まさに「なんとかなる」・・です。(笑)
しかし、今の子供たちの20年後・・・いやいや40年後、皆様が70代80代になられた時
皆さんの老後は誰が見るんでしょうか?今の社会保障制度が維持されている・・・とはいくら極楽とんぼの私でも考えません。無理でしょう。40年後日本は人口7000万人台に落ち込みます。現役世代で、老齢世代(何と呼ぶのかわからないので・・最近は「高齢者」は早すぎる、「準高齢者」と言えとかいいますから、今後「後期高齢者」という呼称は消えて「高齢者」とはお迎えの前ぐらいなんでしょう)を支えることはできないでしょう。
こどもの世話にはならない・・・私もそうありたいと思うんですが「在宅看取り」なんて言い始めておやおやと思います。男性9年女性13年・・これなんでしょうか?平成28年当時の、亡くなるまでに介護を必要とする期間です。これから医学的な寿命は延びるでしょう。するとますます介護必要年数は延びるかもしれません。
これを「在宅で行え」とは、少子時代にはありえない状態です。半年1年なら何とかなるかもしれません。しかし、共働きで家計を支えるのが当たり前になった時、働き手が介護のために1人減る、長期間というか終わりが見えない・・耐えられるでしょうか?
おかしなことを言うやつだと思われると思います。今のお子様は「自分の将来」も「両親の介護」も人生設計に折り込んでいかなければならない立場にいるのだと思うのです。
怒られるかもしれませんが「簡単に入れる保険」でいただけるものでは、到底長期の介護状態や、お子様の生活を保障することはできないとおもいます。私が思うに、「潜在的な不安がある」からこそ「小さな保険商品」がたくさん売り出され、売れる・・・しかしそれは本当に役立つかの検証は必要ではないでしょうか?
「こどもの世話にならない」という気概は結構ですが、「迷惑をかけているかどうか」それさえわからなくなることも3人に1人はあるうるそうです。
大変失礼ですが、お子様の教育に投資をなさること、極論すれば「お子様をより稼げる人にすること」は保護者様、お子様両者にとって安心材料ではないでしょうか?
皆様はいかがお考えでしょうか?