成績がなかなか上がらない場合、いくつかの要因が考えられます。
①机に向かう時間が絶対的に少ないか無い日がある、または「置き勉」している。これは生活習慣と勉強に対する考えに問題があります。
②机に向かう時間はそこそこあるが「ペンをくるくる回したり」「分解したり」・・時間を浪費している・・・勉強しているぞ!と他人にアピールすることが目的になっている
③「まとめ」がおおい。綺麗な「ノートづくり」=「勉強」と信じている。しかしこれは作業であり「頭脳労働ではない」・・・できたノートは「活用しやすいもの」なのだろうか?
④「国語力が劣る」ために、教科書を読まない、読んでも正しく読めておらず「曲解」している。ゆえに「なんであわへんのや!!」と理不尽に怒っている。「助詞」・・て、に、を、は・・を正しく読まないので「文章問題」では何が言いたいのかつかめないまま、式を立てられない。記述問題では、思うことが表現できない、漏れてしまう。
これ以外にもありますが、一番困るのは④です。やる気が高まり懸命にやり始めても・・・・頓珍漢。
まずは「正しく読む」ことから始めます。口数が少ないのではなくて「語彙が少ない」場合も散見されます。
語彙の拡充をも行いますので、そこそこお時間を頂きます。
どうしても「保護者様は『てみじかに結果を出す事』をもとめられる」と思いますが、他の教科より国語の指導は時間がかかることはご承知おきください。しかし、とても意味のある取り組みです。大人とで「満足な挨拶」「窓口での意思伝達」「手紙のやり取り」のできる方はどんどん少なくなりつつあるように思います。
これからの世の中で「正しく話せる」「意思を明確に伝えられる・・話す、書く」ことは、他の人に「より秀でた」特質にならないでしょうか?