「どうして成績が伸びないのでしょう?」・・・入塾面談でよく聞かれることです。入塾面談では「保護者様とお子様」をACEが見ることもありますし、逆に「ACE」が見られる場でもあるのです。両者が納得してめでたく入塾という運びになります。
お子様に恥をかかせる・・・可哀想だと考えられるのでしょうか?お子様が私の言葉を「きちんと理解できなくてやや違った受け答えになる」ことがあります。
基本、放っておいていただいていいのです。私の問いにきちんと答えていないならば私が聞き直すからです。私とお子様との会話ですから、それでいいのです。しかし最近増えたのは「そうじゃないのよ。こうおっしゃっているのよ。」と翻訳される保護者の増加です。国語を用いての意思疎通ですから何度かやり取りすれば「十分気づいてくれる」ものと思いますが、そこまで待てないんでしょう。どうしても「口出し」してしまうようです。
人との意思疎通は「試行錯誤」があって当たり前で、一度で「つーかー」とはいかないものです。いつも申し上げますが「つがつくまでが家庭教育の可能な時期」と思います。「やっつ、ここのつ、とお」の九つまでです。これ以後は「環境要因」・・どんな仲間と付き合うか・・が大きな影響を与えます。また、自我が急速に発達する時期ですから(反抗期として現れるのはもっと後としても)「自分がこうする」「自分はしないといけない」と自分が・・・でないと身につかないと私は思います。
だから「ちょっとは痛い目をしないと・・・」なんて話が出ます。人生を誤るような失敗は困りますが、小さい傷は大きな学習でしょう。だから、他人の話が十分理解できなくて頓珍漢な返答をした・・・その結果「赤面した」などはどんどん経験させるべきことです。そこではじめて「学ばないと恥をかく」と学ぶ・・変なおちですが・・のではないでしょうか?皆様はどう思われますか?