最近、流行りです、「なぜやる気が出ないのか」をアドラー心理学で分析することが。
しかし・・・・・と思うんです。学問としては「分析して、評価する」でいいと思うんですが生きている人間を対象にする「教育の現場」ではそれだけでは足りないのです。
「意欲を高める」・・・一口に言えばそれだけです。
かっての「生活苦から抜け出すハングリー精神」をこの豊かなご家庭に求めることは無理だと思います。正直に言うと「勉強すれば、収入が増える」ことは今も昔も変わりません。しかし、これをお子様の前で「はずかしがらずに言う大人」がほとんどいなくなりました。
不肖タカギは、正直に生徒たちに申しています。しかし残念ながら「進学塾」にいらっしゃるお子様のご家庭が貧困であるわけがなく「貧しい」ことがお子様は分からないのです・・・・。「食えないかもしれない」「生活できないかもしれない」・・という生存を脅かされる状況は「強い意欲を生む」のですが・・・期待できないです。
だとすれば、「新しいことを学びたい、知らない世界を知りたい」という好奇心、自然界を己の物として取りいれたいという人間だけの持つ欲求を刺激することになります。
この場合の敵は「めんどくさい」です。最近では「異性と付き合うのもめんどくさい」・・・なんでもめんどくさい・・です。草食系とかいうより「めんどくさい系」ですね(笑)しかし、この「めんどくさい」は「子供」「若者の心をむしばみ将来を破滅させる手痛い敵です。
こころのエネルギーは、果たして「今は昔より高い」のでしょうか?
やる気が出ない・・・からしない。それはやっぱり「親がいて、ご飯を食べさせてくれて、守ってくれて、小遣いもくれる」・・・安逸になれてしまったからでしょう。どうしようもない親、こんな親に頼れんわ・・・・なら
ははははは、子供は自立せざるを得ませんね。もしかすると保護者様が「しっかりされているから」お子様は「やる気がおこらない」なんて言うのかもしれませんね。