この9月~10月は学校周りの日々です。また、「入試作文講座」が開講し10月からは「そっくり問題テスト会」も日曜日に行います。これで「週7日」塾は開いている状態になります。私立高校の専願・県立高の特色入試を考えれば後5か月切りました。一般入試でも6か月・・・6か月後には中3は卒業しています。
2020年度の大学入試改革と、学習指導要領の大改訂によって小4からは抜本的に変わるといわれています。アクティブラーニングの導入、英語4技能の教科の為に「タブレット端末」を生徒に持たせる、「スカイプ」を使ってネイティブと会話させる、海外語学研修の機会を作る・・いろいろなことが起こっています。「アクティブラーニング」1つをとっても「これは消極的な生徒」「ぼ~っとする生徒」には果たして学習効果があるか、一部の生徒に「発表などの役割が集中してこれはこれで苦痛にならないか」などと思います。試験的に実施している中学の生徒に聞きますと「答えが分からない」「話し合いで終わってすごく消化不良な気がする」という不満が聞かれるのです。それは「従来型の授業に慣れてしまっているからだ」・・・そうかもしれません。しかし、指導の方法はこれしかないということはないと思います。「タブレット端末」「デジタル教科書」を用いた実験で成功した事例がある反面、使わないでも同様の結果を出せたという実験結果もあり、「デジタル化ありき」という感を私は否めないのです。
目先の新しさ…それは一時期は光り輝くかもしれません。輝かなくなれば捨てればいい、そういう考えもあるでしょう・・方法論は「スキル」ですから。しかし、学校教育が始まって間もなく150年が経ちます。その間に教師の間に蓄積された「技術」は確かに伝承されているのでしょうか?新しいものに置き換えるのも捨てがたいですが、この150年の蓄積は大きなものがあると思うのです。一世を風靡した「100ます計算」・・・あれなどは決してオリジナルなどではない・・教師の間では伝承されていた「計算力を高める」教育技術の1つです。スマホ、ライン、ゲームの脳への深刻な影響・・・特に発達段階の「幼稚園児」「小学生」「中学生」に与える影響を考えると単純に「デジタル化すれば~」というものでもないと危惧しますが、皆様はいかがお考えでしょうか。